【試合レポート】エスペランサSC vs 日本工学院F・マリノス「価値ある勝利」

エスペランサSC vs 日本工学院F・マリノス
関東サッカーリーグ2部・後期第6節 [away]
2016/7/30(土) 11:00 kickoff

日本工学院グラウンド
  [日本工学院F・マリノス]1-[エスペランサSC   ]
   得点 82分 9伊藤  0前1 得点 38分 7北野
               1後1    52分10井上
   警告 13分19後藤
      71分 5菊池
関東サッカーリーグHPより転載

【スターティングメンバー】

GK 77 野﨑 知真
MF 11 坂本 貴則
DF 33 玉川 由
DF 35 柿﨑 翔太
DF 20 野中 桂輔
MF 43 畑澤 慶次
MF 8 オルテガ レオナルド アグスティン
DF 47 江川 真矢
FW 7 北野 智貴
MF 4 藤原 裕太
FW 10 井上海希

【ベンチ入りメンバー】
GK 98 星子 海士
DF 23 原 正和
DF 26 今部 直哉

MF 19 関根 友弥
MF 5 オルテガ ホルヘ グスタボ
FW 44 吉家 大助

【交代出場】
67分、 43→44 吉家 大助
83分、 4→5 オルテガ ホルヘ グスタボ

【試合レポート】

関東リーグも終盤になり、昇降格にかかる大切な試合。相手もこの試合に勝たなければ一気に厳しくなることは目に見えており、厳しい試合になることは事前に想像がついた。

おまけにこの暑さ。
最後まで集中力を切らさずに戦えるかどうかも勝負のポイントであった。
前半、ややエスペランサペースだが五分五分といった所。
何度かエスペランサゴール前をボールが横切り、ひやりとしたシーンもあった。
しかし38分、試合が動く。
右サイドからペナルティーエリア内に放り込んだロングスローのこぼれ玉を江川真矢がコントロールしようとした所、相手が足裏で無謀なチャージをして江川の足に接触。これが相手のファールとなり、ペナルティーエリア内だったためPKを獲得!!いささかラッキーなPKにも思えたが、ビデオを見返してみれば、ベストポジションでしっかり見ていたレフェリーの見事なジャッジで、誰もが納得出来る良い判断であったことが分かる。
このPKを北野智貴が難なく決めて先制!!
そのまま前半を無失点で凌いでハーフタイムを迎える。
後半、早い時間帯にもう一点取って、しっかりと流れを手繰り寄せたいところ。
キックオフ直後にロングボールを蹴り込んできた相手のボールは、あわや失点かと思うような勢いでゴールに向かって来たが、GK野﨑が弾いてかろうじてコーナーに逃げる。こういう試合は、一瞬のスキが命取りになる。
すると52分、右サイド後方で得たフリーキックを柿崎翔太がペナルティーエリア近くまで蹴り入れると、井上海希がヘディングで前方にそらす。そのセカンドボールを北野智貴がコントロールして中央に走りこんだ井上に絶妙なパス。井上はワンコントロール入れてから最後は相手と競り合いながらも体を張ったヘディングでゴールマウスに押し込んだ!
貴重な追加点。小学生の頃から一緒にプレーして、お互いの特徴を知り尽くした二人の信頼関係があったからこそ生まれた連係プレーであった。
これで北野はこの試合も1得点1アシスト。1位を独走中のアシスト数を13に伸ばし、得点ランキングでも1位の古川頌久に肉薄する結果となった。
しかし、相手も必死であり、予想通り厳しい内容は続く。
82分、相手の左サイドライン際スレスレの攻撃を防ぎきれずに突破され、そのボールを受けた選手がシュート。一旦は弾くも、こぼれ球を決められて失点をしてしまう。
その後も、危ないシーンがあったが、何とか最後まで集中して守りきり、試合終了のホイッスル。貴重な勝ち点3をゲットした。
この試合を終え、順位を6位から5位に上げたエスペランサSC。
勝ち点は21となり、まだ確定ではないが、ひとまず降格の心配はほぼなくなったと言えるだろう。

この日は、ライブ放送もうまくいった。
アルゼンチンからも、どうしても試合会場に来れなかったサポーターの方からも、ライブ放送で観戦できて良かったという声をいただいた。また、今回は試験的にハーフタイムにオルテガ監督のショートストーリーを放映させていただいた。これからも、可能な限りライブ配信を安定&充実させて、エスペランサを背後から支える力としていきたい。
選手たちは、これから2週間のオフだ。最後の試合を気持ちよく勝利で終えることができて、気持ちよくしっかりとリフレッシュできるだろう。
しかし、今年の目標は単なる残留でも、1部昇格でもない。あくまでも目標はJFL昇格だ。もちろん簡単ではない。でもみんな知っている。厳しければ厳しいほど力を発揮できるのがエスペランサだ。神は私たちとともにいてくださる。だから「絶対できる」のだ。
ブレイクを終えた後、選手たちはさらに引き締まった表情で戦える戦士たちとなって帰ってきてくれるだろう。残り3試合。良い戦いをして、全国に備えて行こう!

Vamos Esperanza!